予防歯科
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当院の予防歯科
保険診療を軸とし、しっかりご説明させていただき、納得の行く治療をさせていただければと考えております。
保険診療で可能な治療は、保険で行うことをおすすめしています。
予防歯科とは?
予防歯科は一生自分の歯で
噛み、健康的な生活を送るための
入口
日本人が歯医者に対してもつイメージは、「歯が痛くなったら行く所」ではないでしょうか?欧米では、虫歯や歯周病予防に積極的に歯医者を活用しています。歯は一度失ってしまうと、二度と自分の歯で食事をすることができません。
ご自分の歯でずっとおいしい食事を楽しみたい方は、積極的に歯科医院で歯の健康状態をチェックするようにしましょう。
原因(根本)から予防する
⻭科治療を皆さまに
患者様ごとに専任の衛生士が担当します。患者様の歯の状態に合わせたメインテナンスと適切なアドバイスをいたします。担当衛生士制により口腔内の細かい変化を把握することができます。
来院時には毎回写真にて記録を残し、継時的な変化を確認します。そのため早期発見・早期治療が可能です。
骨格や噛み合わせなどの総合的な診断により、お口全体のバランスを考慮して虫歯や、歯周病を予防していきます。
予防治療に通うことのメリット
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虫歯・歯周病の予防
虫歯や歯周病は一度治療を終えたとしても、再発する恐れがあります。そして、治療しては再発を繰り返してしまう患者様も少なくありません。
定期的に通院いただき予防処置を行うことで虫歯・歯周病の再発の芽を摘み取り、再発の可能性を限りなくゼロに近づけます。虫歯の予防
虫歯は、しっかりと予防に気をつければ、確実に防ぐことができる病気です。
虫歯を予防するには、口の中のphを5.6以上に保つのが重要です。
phとは、酸性・アルカリ性の程度を表す言葉です。7が中性で、7を超えるとアルカリ性、7より小さいと酸性を表します。口の中のphは通常6.7前後です。この状態では絶対虫歯にはなりません。
しかし、糖分を含んだ飲食物を摂ると、プラーク中の細菌が酸を産み出してphが下がり、phが5.5以下になると、歯が溶け出します。これが虫歯です。虫歯を予防するために、下記のような予防治療を行っております。- プラークコントロール法の指導
- 正しい歯磨き方法の指導
- 酸に強い歯をつくるための
フッ素塗布
是非虫歯を作る前に、または虫歯の治療が終わった後に、定期的に歯医者に通う習慣をつくっていただけたらと思います。
歯周病の予防
歯を失う原因として1番多い歯周病を防ぐためには、歯周病の直接の原因となるプラーク(歯垢)の増殖を抑えることが大切となります。
プラーク(歯垢)は食事のたびに歯に付いてしまうのですが、歯周ポケットに入り込んだプラーク(歯垢)を毎日の歯磨きだけで全て除去することは難しく、歯磨きだけでは取れないプラークを歯医者で除去してもらう必要があります。
歯周病が進行してしまうと、治療が非常に難しいため、歯を失う前に、歯周病にならないように予防をすることが何より重要です。
当院では、歯周病を予防するためのプラークコントロールの指導をはじめ、歯周ポケットに入り込んだプラークをクリーニングする治療を行っております。 -
治療費・治療期間の軽減
虫歯や歯周病は再発してしまうと、少なくない治療費がかかってしまいます。また高頻度で通わないといけないため、忙しい方にとってはそれもストレスとなるでしょう。
予防治療に通うことで、再発したときに比べて治療費や治療期間を削減することができます。 -
口内環境をきれいに保てる
予防治療は歯石とりやクリーニングを行うためスッキリします。歯の表面の汚れが気になる方や、口の中のネバネバが気持ち悪いという方は、定期的に予防処置を行うことで口内環境が大きく変わります。
定期的に通って頂いてる方は、予防治療に通わないと気持ち悪いと仰っていただけるほどです。虫歯・歯周病予防だけでなく、口臭予防にも繋がります。
歯の定期健診が大切です
歯が痛くなると歯医者に訪れていただけるのですが、治療が終わってしまうと、その後の患者様の歯の状態がわからず、効果的な予防ができないのが現状です。
当院では歯科用CTを院内に備えているため、正確な口腔内の予防診断が行えます。
是非、一生健康な歯で食事を楽しむためにも、定期的な検診を心がけていただけたらと思います。
歯石・バイオフィルムに
ついて
歯石とは
細菌の塊である歯垢(プラーク)が歯に付着したまま放置されると、唾液中のリン酸やカルシウムが沈着し、石のように固まった物。歯ブラシでは除去できず、そのまま放置しておくと虫歯や歯周病などの原因となる。
バイオフィルムとは
微生物の集合体で数種の細菌がコミュニティーを作って増殖した膜状のもので、細菌が外的要因(薬剤、口腔内の環境変化など)から身を守るために作る。台所の排水溝のぬめりもバイオフィルムであり、口腔内の歯垢(プラーク)もバイオフィルムのひとつである。
細菌が塊を形成しバリアとなるため薬剤や体内の免疫系が作用しにくい
歯に付着しているため機械的な除去が必要(ブラッシング)
歯茎(歯周ポケット)の検査
検査の目的は,歯周病の進行程度や原因を把握し「正しい診断」と「適切な治療計画」を立てる ための情報を得ることである。
プローブという器具を使用し歯と歯茎の間の溝の深さを測定する検査です。歯と歯茎の間へ慎重に挿入し、深さや出血・歯を支える骨(歯槽骨)の喪失程度を確認する事が出来ます。
健康な歯茎では1~3mm程度の深さですが、4~6mmは歯周病の可能性があり、6mm以上になると歯周病が重度に進行している可能性があります。
また、検査時に歯茎から出血した場合は歯茎に炎症があることを示します。
PMTCについて
PMTCとは
歯科医院で行われる専門家による徹底した歯面清掃をPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)といいます。専用の機器とフッ化物入り研磨剤を使用して、歯みがきで落とせない歯石や磨き残したプラークを中心に全ての歯面の清掃と研磨を行い、虫歯や歯周病になりにくい環境を整えます。
染め出し液を用いた
磨き残しチェック




歯磨き指導


意外と磨き残しがある!? | ご自身では毎日しっかりと磨いているつもりでも、 実は歯と歯茎の隙間や奥歯などに 歯垢が残っている場合があります。 この残った歯垢から虫歯や歯周病へと 繋がってしまいますので、 正しい歯磨きをきちんと覚えましょう。 |
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PMTCの流れ
- プラーク染め出し液を用いて
磨き残しのチェック - 患者さんに適した歯ブラシや
歯磨きの方法を提案 - 歯石の除去
- 歯の表面に付着したプラーク、
着色の除去 - 歯の間の清掃
- フッ素塗布
フッ素塗布について
医院で歯に高濃度のフッ素を塗布します。フッ素を定期的に歯の表面に塗布する事で、虫歯になりにくい歯を育てていきます。十分な効果を得るためには、年に3~4回のフッ素塗布を行うことが理想です。
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歯質の強化する
歯のエナメル質を硬くすることで、虫歯の原因菌が作り出す酸に強い歯を作っていきます。
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再石灰化作用を助ける
酸で溶けてしまった虫歯になりかけた部分をもとに戻す、唾液の再石灰化作用を助けます。
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虫歯原因菌の活動を抑える
虫歯の原因菌の活動を抑えて、歯を溶かす酸が作り出される量を抑制することができます。
予防歯科を
用いた症例
Case.1
歯科衛生士による歯石除去


治療費用 | 22,000円 (歯石除去、染め出し、エアフロー、 ポリッシング、フッ素含む) |
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治療期間 | 1回 |
治療リスク | しばらくすればまた着色するため 定期的な施術が必要 |
※表示価格は全て税込価格になります。
Case.2
歯科衛生士による歯石除去






治療費用 | 22,000円 (歯石除去、染め出し、エアフロー、 ポリッシング、フッ素含む) |
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治療期間 | 1回 |
治療リスク | しばらくすればまた着色するため 定期的な施術が必要 |
※表示価格は全て税込価格になります。